「見た目のデザインはできたけど、実際にどう動くのかは伝えにくい…」
そんなWeb制作の悩みを解決してくれるのが、Adobe XDのプロトタイプ機能です。
コーディング不要でボタンを押す・ページを遷移する・モーダルを開くといった実際のWebサイトに近い動きを再現できます。この記事では、プロトタイプ機能の基本から活用のコツ、応用までを初心者にもわかりやすく解説していきます。
プロトタイプとは?XDでできること
「プロトタイプ」とは、完成前の動作確認や共有のために作る動くデザインの見本です。
Adobe XDでは、デザインしたアートボードにリンクやアニメーションを加えることで、実際にホームページを見ているような感覚を実現することができます。
XDプロトタイプ機能の特徴
- コーディング不要でリンク作成ができます
- ページ遷移やホバーなどの動作を再現することができます
- アニメーションやオーバーレイ表示にも対応することができます
- 実機プレビューやURLで共有することが可能です
- 共有画面ではコメント機能があるため、フィードバックなどのやり取りができます
Adobe XDのプロトタイプ機能でできる5つのこと
① 画面遷移の再現
ボタンをクリックすると次のページにジャンプするなど、Webサイトやアプリのナビゲーションの実動作を確認することができます。
② ホバー効果の設定
マウスを重ねたときの色変化や動きも設定することが可能です。リアルなUI設計に役立ちます。
③ アニメーション
スライド・フェード・オートアニメーションなどを使って、柔らかな動きのある画面切り替えが実現することができます。
④ オーバーレイ表示
モーダルウィンドウやドロップダウンメニューのような「一部だけ上にかぶせるUI」の実動作も可能です。
⑤ スクロール連動や固定ヘッダー
画面内スクロールや、スクロールしても固定表示される要素も設定できます。
例えば、
- ヘッダーナビゲーションの固定
- ハンバーガーメニューの固定
- CTAを増やすための右下固定ボタンなどです。
実践!プロトタイプの作り方ステップガイド
ステップ1:デザインを用意する
まずはアートボードで、遷移させたい複数の画面を作成します。たとえば、トップページ・サービス紹介ページ・お問い合わせページなど。
ステップ2:プロトタイプモードに切り替える
画面上部の「プロトタイプ」タブをクリックすると、リンク設定用の画面に切り替わります。
ステップ3:リンクを作成
ボタンや画像を選択し、矢印(ハンドル)をドラッグして遷移先のアートボードへ接続します。
ステップ4:アニメーションを選択
遷移の効果(なし / スライド / フェード / オートアニメーション)と、イージング(イーズイン / イーズアウトなど)、遷移時間を選べます。
ステップ5:プレビュー
画面右上の「再生マーク ▶️」を押すと、そのままプレビューが可能。実際にクリックして動作確認できます。
プロトタイプ作成で注意すべきポイント
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 遷移ミス | リンクの接続忘れがないかプレビューで確認しましょう |
| 画面サイズの統一 | 各アートボードのサイズがバラバラだと表示がズレる可能性あり |
| ホバー動作はPC前提 | モバイルではホバーが機能しないため適用場面に注意 |
| 遷移スピード設定 | アニメーションが速すぎる or 遅すぎると体験が悪化します |
クライアントやチームと共有する方法
XDのプロトタイプは、URLを発行することで簡単に共有できます。
URL共有の手順
- 画面右上の「共有」ボタンをクリック
- 「開発用に公開」「プレゼンテーション」など目的に合わせて選択
- 公開設定(パスワード保護やコメント許可)をして「リンクを作成」
- 発行されたURLをメールやチャットで送るだけ!
ブラウザ上で誰でも確認可能で、フィードバックも受け取れるため、オンラインでのやりとりにも最適です。
よくある質問(FAQ)
まとめ:動きが加わると伝わり方が劇的に変わる!
Adobe XDのプロトタイプ機能を使えば、静止画のデザインだけでは伝えきれなかった「動き」や「体験」が視覚化され、クライアントや開発チームとのイメージの共有が格段にスムーズになります。
初心者でも、マウス操作だけで簡単に遷移やアニメーションを加えられるので、まずは1つのボタンにリンクを設定してみるところから始めてみてください。


















この記事がオススメな方
見た目だけでなく「動き」も加えたデザインを学びたい方に最適です。
静止画では伝わりづらいUI/UXを、プロトタイプで直感的に伝える方法を知りたい方。
コーディングせずに簡単に動作確認できる方法を探している方にぴったりです。
コメント機能付きで共有できるXDのプロトタイプ機能は、非デザイナーとのやりとりにも役立ちます。
「ただのデザイン」ではなく、ユーザー体験を考えた動くデザインをポートフォリオに加えたい方におすすめです。