WordPressじゃない場合はどうする?Cookie同意バナーの導入方法

「うちはWordPressじゃないから、プラグインも使えないし、Cookie対応が難しそう…」
そう思われる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。WordPressを使っていないWebサイトでも、Cookie同意バナーを導入する方法はちゃんとあります!

以下では、HTMLや他のCMS(Wix、Shopify、カスタムPHPなど)を使っている方向けに、簡単に導入できるツールと方法を紹介します。

あなたのサイト大丈夫?プラグイン5選

Cookie同意ツール比較表

サービス名対応法規主な特徴無料プラン日本語対応難易度
(★低〜★★★高)
CookiebotGDPR
CCPA
ePrivacyなど
自動Cookieスキャン、同意管理、言語自動切替、多国籍企業に強い
(ページ数制限あり)

(UI一部)
★★
TermlyGDPR
CCPA
PIPEDAなど
ウィザード形式で簡単設定、利用規約やプライバシーポリシーも自動生成可能
(制限あり)

(英語UI)
OsanoGDPR
CCPA
LGPDなど
100ヶ国以上の法規に対応、企業向けの包括的CMP(Consent Management Platform)
(制限あり)
△(英語UI)★★★

外部サービス(無料・有料)を使う方法

1. Cookiebot(クッキーボット)

  • オフィシャルサイト:https://www.cookiebot.com/
  • GDPR・ePrivacy・CCPAなどの法令に対応
  • JavaScriptタグをサイトに埋め込むだけで導入OK
  • 利用者の同意状況に応じてCookieを制御してくれる
  • 月額無料プランあり(ページ数100未満)

2. Termly(タームリー)

  • オフィシャルサイト:https://termly.io/
  • 英語中心のサービスだが、国際対応に強い
  • バナーのデザインや表示位置を細かくカスタマイズ可能
  • 無料プランもあり、簡単なウィザードで設定できる

3. Osano(オサノ)

  • オフィシャルサイト:https://www.osano.com/
  • 法令ごとにテンプレートがあり導入しやすい
  • セキュリティや監査の機能も搭載(上級者向け)

JavaScriptで手動実装する方法

ある程度HTMLやJavaScriptの知識がある方であれば、自作のCookie同意バナーをコードで実装することも可能です。

<!– 簡易Cookieバナーの例 –>
<div id=”cookie-banner”>
当サイトはCookieを利用しています。<button onclick=”acceptCookies()”>OK</button>
</div>

<script>
function acceptCookies() {
document.getElementById(‘cookie-banner’).style.display = ‘none’;
document.cookie = “cookie_consent=accepted; path=/; max-age=” + 60*60*24*365;
}

// すでに同意済みならバナー非表示
if (document.cookie.includes(“cookie_consent=accepted”)) {
document.getElementById(‘cookie-banner’).style.display = ‘none’;
}
</script>

これはあくまで最小限の実装例ですので、本格的に法令対応したい場合は外部ツールと併用することをおすすめします。

その他のCMSの場合

Wixの場合

Wix専用のCookieバナーアプリが公式アプリマーケットにあります。AppMarketで「Privacy」で検索すると、表示されます。

有料無料がありますので、確認して使用する必要があります。★3以上のものを使用することをオススメします。

Shopifyの場合

Shopify App Storeで「Cookie」で検索するとインストールできるアプリが表示されまので、インストールすることで簡単に対応可能です。

Jimdo / STUDIOなどのノーコードサービス

JimdoやSTUDIOなどはまだ対応アプリが少ないため、外部ツール(Cookiebotなど)のコードを埋め込む方法が主流です。

まとめ

WordPressを使っていなくても、コードの埋め込みや外部サービスを使うことで簡単にCookie同意バナーを導入できます。特にGDPR対応が求められる今、自サイトがどのようなユーザーにアクセスされているかを考え、早めの対応をすることが大切です。