制作会社への依頼の仕方、どう伝える?失敗しないための、やさしい準備リスト

制作会社への依頼の仕方、どう伝える?失敗しないための、やさしい準備リスト

「これは自分ひとりでは難しいな。プロに頼んだほうがいいかも」——そう思ったとき、次に浮かぶのは「でも、何をどう伝えればいいんだろう」という不安ではないでしょうか。

専門用語も分からないのに、ちゃんと依頼できるのかな。変なことを言って、あきれられないかな。そんなふうに、一歩を踏み出せずにいませんか。

大丈夫ですよ。じつは、上手に依頼できるかどうかは、専門知識の量では決まらないんです。大切なのは、ほんの少しの「準備」と「伝え方」なんですね。

この記事では、制作会社や専門家への依頼の仕方を、準備から相手選び、頼んだあとの付き合い方まで、やさしく順番にお伝えします。

読み終えるころには、「これなら頼めそう」と、肩の力が抜けているはずです。焦らなくて大丈夫。ここから一緒に、見ていきましょう。

Web担当になったばかりの方は、まずこちらから

この記事がオススメの方!

  • Web制作を外注したいけれど、依頼の仕方が分からず戸惑っている方
  • 「丸投げ」にならないか、うまく伝えられるか不安な方
  • 制作会社とフリーランス、どちらに頼むか迷っている方
  • 見積もりの見方や、相手の選び方に自信がない方
  • これまで頼んだ制作会社と、うまく付き合えていないと感じている方

プロに頼むのは、決して「逃げ」ではありません

まず、いちばんお伝えしたいこと。

それは、「自分でできないから、外に頼む」

これを、少し後ろめたく感じていませんか。でも、そんなふうに思わなくて大丈夫です。

プロに頼むのは、逃げでも、手抜きでもありません。
むしろ、会社にとっていちばん良い形を選ぶという、Web担当者(社内Webディレクター)の大切な判断なんです。

別の言い方をすると、こういうことなんです。たとえば、お家を建てたいと思ったとき、ご自分で建てようとはしませんよね。その道のプロである大工さんや工務店に、お願いするはずです。Webも、それとまったく同じなんです。

あなたが会社のことをいちばん分かっている人だとしても、デザインやプログラムの専門スキルまで、ぜんぶ身につける必要はありません。得意な人に、得意なことをお願いする。それが、いちばん賢いやり方なんです。

つまずきやすいのは、「全部自分でやらなきゃ」と抱え込んでしまうこと。その気持ち、とてもよく分かります。でも、上手に頼れることも、立派なスキルのひとつなんです。

まずは、そこから肩の力を抜いていきましょう。

そもそも、誰に頼めるの?

「プロに頼む」といっても、相手にはいくつか種類があります。
まずは、そこを知っておくと安心ですよ。

大きく分けると、以下のような選択肢があります。

頼む相手向いていることひとことで言うと
制作会社サイト全体の制作、大きめの案件まるごと任せたいとき
フリーランス部分的な作業、小回りのきく依頼身軽に頼みたいとき
専門家(コンサルなど)相談・アドバイス方向性を一緒に考えたいとき

どれが正解、というものではありません。「何を、どこまでお願いしたいか」で、ちょうどいい相手は変わってきます。

たとえば、サイトを一から作り直すなら制作会社、記事の執筆だけならフリーランス、といった具合です。

まずは「自分は、何を助けてほしいのかな」を、ぼんやりとでいいので思い浮かべてみましょう。

社内での回し方は、こちらの記事もどうぞ

「頼み方」で、仕上がりは大きく変わります

ここで、大事なことをひとつ。

じつは、同じ相手に頼んでも、「頼み方」しだいで、仕上がりは大きく変わるんです。

なぜかというと、プロは「あなたの頭の中」までは見えないから。「いい感じにお願いします」とだけ伝えると、相手は想像で進めるしかありません。それで出てきたものが、思っていたのとちがう……というのは、じつはとてもよくある行きちがいなんですね。

これは、あなたのせいでも、相手のせいでもありません。ただ「伝わっていなかった」だけ。

だからこそ、これからお話しする「準備」と「伝え方」が効いてきます。
むずかしいことではありませんよ。ひとつずつ見ていきましょう。

依頼の前に、3つだけ整理しておきましょう

頼む前に、たった3つだけ整理しておくと、話がぐっとスムーズになります。それは「目的・予算・期限」です。

  • 目的 … 何のために、どうしたいのか(例:問い合わせを増やしたい)
  • 予算 … だいたい、いくらまで出せそうか
  • 期限 … いつまでに、できていてほしいか

この3つは、専門知識がなくても答えられるものばかりです。むしろ、これは会社のことを知っているあなたにしか決められない、大切な部分なんです。

つまずきやすいのは、「予算をこちらから言うと、足元を見られそう」と身構えてしまうこと。
でも、予算を先に伝えるのは、悪いことではないんです。むしろ、相手はその範囲でベストな提案を考えてくれます。伝えないと、かえって話が進みにくくなってしまうんです。

「ざっくりでいいので、この3つ」。まずは、そこから始めてみましょう。

「丸投げ」にしない、伝え方のコツ

さて、いよいよ伝え方です。

いちばん避けたいのが「丸投げ」。とはいえ、これは「細かく指示しなきゃ」という意味ではありませんよ。ここ、勘ちがいしやすいところなんです。

丸投げと、じょうずな依頼のちがいを、並べてみますね。

 丸投げじょうずな依頼
目的「いい感じにお願いします」「問い合わせを増やしたいんです」
参考何も示さない「こんなサイトが好きです」と例を見せる
判断ぜんぶ相手まかせ大事なことは自分で決める

ポイントは、「どうやって作るか」ではなく「何をしたいか」を伝えること。
作り方はプロにお任せして大丈夫。あなたは「ゴール」を示す係、と思うと気がラクになりますよ。

参考になりそうなサイトを2〜3つ見せるだけでも、イメージはぐっと伝わります。
「こういう雰囲気が好き」「ここが分かりやすい」。
それだけで、立派な依頼になりますよ。

ここまでお疲れさまでした。準備と伝え方、これでもう大丈夫です。

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見積もりは、金額だけで選ばないで

依頼を伝えると、見積もり(かかる費用の見積書)が返ってきます。

ここでつまずきやすいのが、「いちばん安いところにしよう」と、金額だけで決めてしまうこと。気持ちは分かるのですが、少しだけ立ち止まってほしいんです。

安さには、理由があることが多いんです。

作業の範囲がせまかったり、公開後のサポートがなかったり。あとで「これは別料金です」と言われて、結局高くついた……というのは、よくある話なんです。

見積もりを見るときは、金額のとなりで、こんなところも見てみてください。

  • どこまでの作業が、この金額に含まれているか
  • 公開したあとのサポートは、あるか
  • 質問したとき、返事が分かりやすくて早いか

とくに最後の「やりとりの分かりやすさ」は、とても大事なサインです。見積もりの段階で丁寧な相手は、その後もきっと丁寧です。

たとえば、こんな項目を書いておくと安心です。

長く付き合える相手の、見分け方

Webは、一度作って終わりではありません。だからこそ、「長く付き合える相手か」という視点が効いてきます。

見分け方は、むずかしくありません。やりとりの中の、こんな瞬間に表れます。

  • こちらの分からない言葉を、やさしく説明してくれる
  • 「なぜそうするか」を、ちゃんと話してくれる
  • できないことは「できない」と、正直に言ってくれる
専門用語は使用するがわかりやすく説明してくれる方は安心

逆に、専門用語で煙に巻いてきたり、質問を面倒くさがったりする相手は、少し慎重になったほうがいいかもしれません。

こんな上から目線小僧はだめ

いちばんのポイントは、「この人となら、気持ちよく相談できそうかな」という、あなたの感覚です。その直感は、けっこう当たりますよ。焦らず、話しやすい相手を選んで大丈夫です。

頼んだあとの、じょうずな付き合い方

無事に依頼できたら、あとはお任せ——といきたいところですが、ここにもコツがあります。

大切なのは、「任せきり」でも「口出しすぎ」でもない、ちょうどいい距離です。

任せきりにすると、方向がズレたまま進んでしまうことがあります。かといって、細かく口を出しすぎると、プロの良さが活きません。この間くらいが、ちょうどいいんですね。

具体的には、こんな関わり方がおすすめですよ。

  • 節目ごとに、途中経過を見せてもらう
  • 気になったことは、早めに、やわらかく伝える
  • 良いと思ったことは、ちゃんと「いいですね」と言葉にする

とくに最後の「感謝や称賛を言葉にする」こと。これは、地味なようでいて、いい関係を長く続けるいちばんの秘訣なんです。気持ちよく仕事をしてもらえると、めぐりめぐって、あなたの会社に返ってきますよ。

よくある質問(FAQ)

はい、大丈夫ですよ。むしろ「目的・予算・期限」という、あなたにしか決められない部分がいちばん大切です。作り方は、プロにお任せして問題ありません。

いいえ、先に伝えたほうがスムーズです。相手は、その範囲でベストな提案を考えてくれますよ。伝えないと、かえって話が進みにくくなります。

「何を、どこまでお願いしたいか」で変わります。まるごと任せたいなら制作会社、部分的な作業なら フリーランス、が目安ですよ。

2〜3社くらいが、比べやすくておすすめです。金額だけでなく、やりとりの丁寧さも見比べてみてくださいね。

依頼のことで迷ったら、LINEオープンチャットで気軽に声をかけてくださいね。同じ立場の人がいると、心強いですよ。

まとめ:まず「目的・予算・期限」を、書き出してみましょう

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

制作会社や専門家への依頼は、専門知識よりも「ほんの少しの準備」で、うまくいくかどうかが決まります。「目的・予算・期限」を整理して、「何をしたいか」を伝える。それだけで、頼み方はぐっと上手になりますよ。

もし「何からやろう」と迷ったら、明日まず、「目的・予算・期限」の3つを、ざっくり書き出してみてください。それが、いい依頼への、確かな第一歩になりますよ。

焦らなくて大丈夫。ひとりで抱え込まず、頼れるところは頼りながら、進めていきましょう。

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